パンダ
2023年5月27日
パンダがいました。
タイヤで遊んでるようです。
このパンダは赤ちゃんパンダよりは大きい、子供パンダみたいです。
お母さんパンダにめちゃくちゃ甘えるし、元気よく走りまわる頃。
お母さんに気をひいてもらうために、ぶつかりに行ったりするけど、お母さんパンダは全然平然としてる。
がんばって、まだ子供にはむずかしい、あるいは、なれない木のぼりをして、ぼてっと落ちちゃう。
そんな姿が人間に愛くるしいという気持ちを感じさせて、テレビに取り上げられます。
そのテレビをみて人は動物園に駆け込みます。
「パンダ!パンダ!パンダ!」と。
その後、多くの人々とカメラレンズに囲まれて、フラッシュやライトがたかれ、また、勝手に名前を付けられます。
そのときはどうなるかな。パンダは「やれやれ」と首をすくめるでしょう。
こうなると、その姿にはかわいらしさというよりも、ピクサー映画のジョークをよく飛ばす、憎めないやつという感じになります。
そんな想像が、このタイヤを持ってる姿を見てると、わいてきました。
陶芸の造形もさることながら、色塗りも素敵です。作ってみるとわかるのですが、ぼくにはむずかしいです。ぼくもかわいい形を作ろうと、やってみるんですが、なんかゆがむというか、自分の思ってる形と、雰囲気が違うというか、例えば腕を作ろうとしても思う腕とは違う「何か」ができてしまう。
こちらはそんなことはなく、みるとしっかりパンダだ!となります。
いやもし、作った方がパンダではないものを作ったのだとしたら、失礼しました。